「また今日も、気を遣いすぎて疲れちゃったな…」
会社から帰ってきて、玄関のドアを閉めた瞬間。
あるいは、楽しかったはずの友人とのランチやSNSのやり取りを終えた後…
どっと押し寄せる激しい疲労感とともに、こんな思いが胸をよぎったことはありませんか?
「あの一言、相手を不快にさせちゃったかな…」
「なんであのとき、もっとうまく笑顔で返せなかったんだろう」
「みんなは普通にやっているのに、なんで私だけこんなに疲れているんだろう」
暗い部屋の中で、ひとりで今日のやり取りを巻き戻しては、「あのときどうすべきだったか」を反省してしまったり眠れなくなる……そんな「一人反省会」を毎晩のように繰り返して、心のエネルギーをすり減らしていませんか?
✨️それは、あなたが「弱い」からじゃない✨️
長年のカウンセリング経験の中で、お一人おひとりの声に耳を傾けてきたからこそ感じる事があります。
それは、「気を遣いすぎて疲れてしまう人は、決して心が弱いわけでも、コミュニケーションが苦手なわけでもない」ということです。
むしろその逆です。
周りの空気の変化に敏感に気づき、相手の表情や裏にある気持ちを察知し、「嫌な思いをさせないようにしよう」「その場の空気を平和に保とう」と誰よりも気を配れる…。
それは間違いなく、あなたの「優しさ」や「周りを大切に思える才能」の裏返しなのですよ(^^)
でも、その素晴らしい才能(アンテナ)を、自分のキャパシティを超えてずっと全開にし続けていたらどうなるでしょうか?

スマホで言えば、常にバックグラウンドであらゆるアプリをフル稼働させ、充電器も挿さずに動画を流しっぱなしにしているようなもの……バッテリーが「1%」になって、強制終了してしまうのも無理はありません💦
✨️ 「いい人」をやめなくても、心は守れる✨️
「人間関係をラクにするためには、もっとクールにならなきゃいけないのかな」
「嫌われる覚悟を持って、みんなと距離を置かなきゃいけないのかな」
もし、そんなふうに心配しているとしたら、どうか安心してください^^
これからお話ししていくのは、「冷たい人になる方法」ではありません。あなたのその優しい心をすり減らさずに、自分自身を守りながら心地よく人とつながるための「心の境界線(バウンダリー)」の引き方です。

無理に「いい人」をやめなくても大丈夫。
少しだけ、自分のエネルギーを自分のために使えるようになるための小さなヒントを、一緒に紐解いていきましょうd(^ー^*)b♪
なぜ、私たちはこれほどまでにすり減ってしまうのか?

「空気読みすぎセンサー」が常にフル稼働している
気を遣いすぎてしまう人の心のなかでは、目に見えない「センサー」が24時間体制で稼働しています。
「今、機嫌が悪そうだな」
「私が話を合わせたほうが、この場が丸く収まるはず」
「がっかりさせたらどうしよう」
このように、無意識のうちに「自分の気持ち」よりも「相手の機嫌や期待」を優先する癖がついてしまっています。相手の感情の波を自分のなかにダイレクトに取り込んでしまうため、相手が不機嫌だったりピリピリしていたりすると、まるで自分の責任であるかのように心が重くなってしまうのです。
心のバッテリーが「赤信号」を灯しているサイン
人間関係の疲れは、肉体的な疲れとは違って目に見えません。そのため、以下のようなサインが出ているときは、すでに心のバッテリーが限界を迎えています。
◉人と会う約束をしていても、直前に行きたくなくなる
◉メールの返信をするのに何時間も考え込んでしまい、億劫になる
◉相手の何気ない一言を何日も引きずってしまう
もし今、こうした状態だとしても、自分を責めないでくださいね。それはあなたがワガママになったからではなく、「これ以上優しさを使い果たさないで!」という、心からのSOSなのです。
解決策:「優しさを手放さずに、自分の心を守る」3つのステップ

では、このすり減ってしまう悪循環から抜け出すためには、どうすればいいのでしょうか?今日からできる、3つの小さなステップをご紹介します^^
ステップ1:「相手の課題」と「自分の課題」を切り離す
アドラー心理学にも「課題の分離」という言葉がありますが、人間関係で疲弊しやすい人は、「相手の機嫌や不機嫌」という、他人の領域の荷物まで背負い込んでしまっています。
例えば、相手が機嫌悪そうにしていたとき、「私が何かしてしまったのかな」と背負う必要はありません。「あ、今は機嫌が悪いんだな(それは相手の課題)」と、心の中でそっと境界線を引くこと。冷たくするわけではなく、「相手の感情は、相手の持ち物」と心でそっと線引きするだけで、心の重さがフッと軽くなります。
ステップ2:「その場の即レス・即同調」をやめてみる
何か頼まれたときや意見を求められたとき、即答で「いいよ!」「私もそう思います!」などと笑顔で合わせていませんか?
その優しさを少しだけ緩めるために、「ワンクッション・タイム」を挟んでみましょうd(゚-゚*)b♪
「スケジュールを確認して、また連絡するね」
「少し考えてからお返事してもいいかな?」
すぐに返事をしなくても、あなたの価値は少しも下がりません。自分のペースを取り戻すための「一呼吸」を自分に許可してあげてください。
ステップ3:エネルギーの「充電スポット」を日常に散りばめる
外の世界ですり減ったエネルギーは、外の人間関係で無理に取り戻そうとせず、「自分一人の安全な場所」でチャージしましょう。
以前お話しした「一人時間を味方につけて人間関係をラクにする方法」のように、誰の目も気にせず、ただ自分の心と体がホッとできる時間を一日のなかにほんの少しでも作ってあげること。自分のためのエネルギータンクを、自分で満たしてあげる習慣が、対人関係のクッションになってくれますよ。
3つのステップをお話しましたが、一度に3つともやらなくては!と思う必要はありません^^これならできそう!と思えたものがあれば、ぜひ一度挑戦してみてくださいね。
人間関係は「うまくやる」より「心地よくいる」が大切
「もっと上手に人に合わせなきゃ」
「嫌われないようにしなきゃ」
そうやって頑張り続けてきたあなたへ。
今日からは、少しだけ気持ちを自分に向けてあげてくださいね。
人間関係は、全員に好かれるように「うまくやる」ことよりも、あなたがあなたらしく「心地よくいる」ことの方が何倍も大切です。
今日という夜が、あなたにとってホッと心が休まる時間になりますように……*˘ ˘*





