あがり症克服

「あがり症で人前で話すのが恐い」「そもそも人と話すことが苦手」な人にとって、人前で話さなくてはいけないのは、とても苦痛なことだと思います。

例えば友だちの結婚式だったり会社でのプレゼンなど、できることなら避けたいけれど、大切な友達のため職場での絶対に避けられない状況もありますよね。

人前で話すのが苦手

顔が赤くなり、手や足、声が震え、大量の汗をかいたり心臓がバクバクいったりと、傍から見ていてもわかってしまうため、恥ずかしさで余計に緊張して、それらの症状が抑えられなくなるといった経験はありませんか?

緊張のストレスが更に増すと、腹痛や下痢の症状を引き起こしてしまうこともありますが、それは腸と自律神経に深い関わりがあるためです。

「人前で緊張せずに話せるセミナーやトレーニング」等で改善できる方は、いろいろな方法を試してみることをおすすめしますが、それでは改善しない社会不安障害の可能性がある場合は、きちんとした対応が必要です

自分の努力だけでは改善が難しい「 社会不安障害(SAD)」

あがり症幼少期、トラウマ

まずは自分の緊張はどの程度で、それは改善できるものかどうかを知ることが先決です。

過去の恥ずかしい体験が引き金になっていたり、生育歴が関係している場合もありますので、自分では判断できなかったり、原因が気になる方は、カウンセリングや心療内科での受診されると良いでしょう。

単なる緊張ではなく、人の目線に恐怖を感じていたり、それらが苦痛で日常生活に支障をきたしているとしたら、医療機関で診察を受けてみることをおすすめします。

社会不安障害の場合は、一般的に薬物療法と認知行動療法を併用して行なっていくのが良いとされています。

カウンセリングだけや心療内科だけで不安な方は、並行して行なっていくと良いでしょう。

「いきなり心療内科に行くのはちょっと…」という方は、抱えている不安を誰かと共有することも良いと思います。

一人で抱え込まずに、友人や家族など、誰かに打ち明けることが大切です。

もし身近に話せる人がいないなら、まずカウンセリングから始めてみてください。

カウンセリングはあなたの話をしっかり聞くことから始めますので、「ここなら話をしやすそう」というところを探して、相性の合う先生を見つけましょう。

あなたが苦しい思いから一日も早く抜け出せて、安心した日常を送れるようになるために、勇気の一歩を踏み出せることを願っています!

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緊張から解放されるために…

自分でできる実践プログラム

リハーサルをする

周りに共有できる人がいる環境にある人は、スピーチでもプレゼンでも事前に少人数で練習すると良いですね。

原稿を事前に作っておいて、それを気心の知れた友人の前で披露する。できれば場所をカラオケボックスなどにして、マイクを持って話してみましょう。(マイクはオフでもOKです)

 

緊張していることを隠さない

大勢の前で話をすることに、緊張しない人はあまりいないと思います。

特に失敗が許されない状況であるほど「恥をかきたくない、認められたい」と思うほど緊張してしまいます。

それは見ている方も同じ気持ちなので「今とても緊張しています」とか「緊張しているので、ぎこちないですが聞いてください」とあえて宣言してしまうのです。

 

目で見るだけでなく声に出す

黙読と実際に声に出すのとは全然違います。

声に出して何度も読んでいると内容が頭に入りやすく、声を出す練習にもなるので、ぜひ音読をしましょう。

できれば腹式呼吸を使って、しっかりとお腹から発声することが望ましいです。これは普段から習慣にするといいですね。

まずはひとりで練習して、慣れたら少人数の友人の前で話す練習に進みましょう。

 

上級編

トレーニングを繰り返し行なっていると、次第にあまり緊張しなくなってきます。

理想はスマートに魅力のある話し方ができるとなお良いですよね。

それに必要なのは「姿勢と笑顔」です。

可能であれば、次のステップとしてそれらも加えていきましょう! 印象がかなり変わると思います。

以上のような実践を繰り返し、解決できそうな人は少しずつでも取り組んでみてくださいね。

「そんな簡単にできれば苦労はしない」「自分だけではなかなか行動がうまくいかない」という人は、次の内容も参考にしてください。

人は無意識の潜在意識にコントロールされている

あがり症でうまく話せない

例えば、急激な腹痛で入院したとします。そして病院で治療を受けて腹痛は治りました。

「腹痛が治ってよかった。家に帰ろう!これで問題は解決した!」…ではないですよね?

なぜ腹痛が起こったのか、その原因を突き止めないと本当の問題は解決していないので、また再発するかもしれません。

これはどんな事柄にも置き換えることができます。

「人前で話すのが苦手」にも同じことが言えます。

緊張している時には緊張しないための対策ばかりを考えてしまい、「なぜ緊張するのか?」という、もっとも根底にある原因に目を向けていないことも多いと思います。

その根本の原因を知らないと、短期的には事が済んであがり症を改善したように思っても、また何かのきっかけで人前で話さないといけなくなり、緊張で足が震えたり、ガチガチの事態に陥ることがあります。

長期的にみれば根本の原因が解決できていないので、そのたびに同じ不安に襲われます。

それは、あなたの潜在意識という無意識にプログラムされたものを書き換える必要があるということです⬇

改善したい性格や繰り返す悪習慣からの解放“ 心質改善 ”のしくみとは?

もちろん頑張って自力で解決できる人もいますが、それは簡単ではないことは、誰よりあなた自身が知っていますよね。

緊張しないコツ

視点を相手に向ける

これは心理学講座の中でもお話するのですが、自分が見られていると思うから緊張するのであって、相手に意識を向けていると、知らないうちに緊張から解放されていることがあります。

例えば、頭が痛くてもスネをぶつけて強烈に痛むと、今までの頭痛はどこかにいってしまうことがあります。

それと同じで、「緊張しないように!緊張しないように!」と意識するから緊張するのであって、自分の緊張という意識から相手の言動や動作、表情などに意識を向けると、すっと力が抜けていることがあります。

あとは相手に質問を投げかけたり、あえて反応を伺ったりして、相手にふるという行動も効果的です。

専門家に相談する

頭ではわかっていても、行動となると身体は固まってしまって思うように動かないものです。

これは大半の人が経験するものですが、その解決方法は人それぞれです。

どのような幼少期を過ごし、どんな家庭環境で育ったのか、また知らず知らずに刷り込まれた学校や社会での体験など。

原因を認知し行動に変えていく方法、あえてその恐怖に打ち勝てる体験を少しずつ増やしていく暴露療法、呼吸法やリラクゼーション療法など、様々な方法があります。

ご自身でいろんな方法を試してみることも可能ですが、決して無理はしないようにしてください。

自己判断はかえって危険な場合もあります。

安全で確実に自分に適した方法が知りたい方は、専門機関に相談するほうが良いでしょう。

あなたの話をしっかり聞いて一緒に改善方法を見つけてくれるところを探してくださいね(⑅•ᴗ•⑅)

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