職場でもプライベートでも、なぜかいつもひとりぼっち。
他の人はみんなうまくコミュニケーションがとれているのに、自分はその中に入れない。
「私は一人が好きだから」
「一人のほうが気が楽だから」
「人に振り回されずマイペースでいたい」
心からそれが心地よいと思える人には何も問題はないのですが、できれば他の人のように輪に入りたいと思う方にとっては、悩みとなっているかもしれません。
自分は協調性がないと思い 、
「なんだか寂しい」
「近くで楽しそうにされると、特に理由もないのに少しいら立つ」
「このままで良いのだろうかと不安になる」
と感じている人もいることでしょう。
本日は、協調性がないと感じているけれど、「もっと人とうまく関わりたい」「協調性を高めたい」という方に向けて記事をまとめてみたいと思います。
協調性がない人の特徴
他にもたくさんの表現はあると思いますが、一般的によく言われているのは、
・頑固で気難しい
・わがままで自己中心的
・人に無関心
・表現が下手
などでしょうか。
程度の違いはありますが、他の人に合わせることが苦手で自我が強い傾向にあります。
また、対人関係で好き嫌いが多かったり、笑顔が少ない方も大人数でのコミュニケーションを苦手とされているようです。
協調性がない人にもメリットはある⁉
一見マイナスイメージの言葉が並んでいますが、思い込みの枠を外すという『リフレーミング』をしてみると、
・自分を持っていて人に流されない
・意志が固くてブレない
・自由な発想を持っている
とも言えるわけです。
重要なことは『協調性がないということは悪いこと』という思い込みをしないことです。
「悪いこと」と思うことで、あなたの優れている面や長所にまで影響を及ぼしているとするなら、それはとてももったいないことです。
「なるほど、同じ言葉でも表現や見方を変えれば、こんなにイメージは変わるのだ」と思えた人は、あなたの良さを失うことなく、人間関係を改善できる可能性は十分にあります。
協調性を養うための対処法
『協調性がない』とひとことで言っても、いろいろなタイプがあります。
大きくふたつに分けると、
1,他人に関心がなく、自分中心で相手に合わせられないタイプ
2,相手に興味があり、距離を縮めたいのにどう対応して良いかわからないタイプ
1,のように、協調性がないと感じている人の中には、自分を抑えるのが苦手だったり、他人にあまり関心を持てないという人もいると思います。
「それは自分の性格だし、変えたくない」という人方は別ですが、何らかのきっかけやヒントがほしいという方は、このまま読みすすめてみてくださいね。
他人に関心がなく、相手に合わせられないタイプ
具体的な対処法
『相づち』や『うなづき』で相手に合わせてみる
多くの場合は無意識にそうしているので、なかなか自分では気づきにくい点でもありますが、人に対して興味がないという場合は、まず “ 相手に関心を持つ ” ところから始めてみましょう。
会話の中心が自分ではなく相手に意識を置くことが重要となるため、必然的に自分が話をするのではなく、相手の話を聞く側にまわります。
つい人の話しをとってしまうという人は、話したいのをぐっとこらえて相づちに徹してみましょう。
自分とは違う意見を聞いても、
「それは違うよ!」
「絶対こうだよ!」
などと否定形で決めつけないで…
「うんうん、なるほど、そういう考えもあるよね」
「そう、〇〇さんはそう思っているんだね」
のように、まず相手の言葉を受け止めてから
「私はこういう考えをすることもあるよ」
のように柔らかい口調で伝えてみるといいかもしれません。
無意識に相手に対して、マイナスの言葉や否定形を多く使っていないかチェックしてみてくださいね。
否定されて嬉しい人はあまりいません。
まずは一旦受け止めるだけでもワンクッションおけるので、柔らかくなると思いますよ^^
「こうあるべき」「これが当たり前」というような思い込みや枠を作ってしまう人は、「違う考えを持っている人もいるのだ」ということを受け止め、受容できるように意識してみてくださいね。
そうすれば自分にとっても相手にとっても、負担なく一緒にいられるコツになると思います。
当たり前といえば当たり前のことですが、まず自分から相手の話にしっかりと耳を傾ければ、相手も明らかにこちらの話を受け入れてくれることが多くなります。
それが出来てきたら、「しっかりとコミュニケーションがとれて、協調性を高めることに成功しつつある」と自信を持ってくださいね。
*詳しくは、アサーショントレーニング法で解説しています。
関わりたいのに、どう関わっていいかわからないタイプ
具体的な対処法
『傾聴力』と『共感力』を心得る
基本的なことは、先ほどと同じです。
相づちやうなづきを積極的に活用していきましょう。
『相手との距離感を縮めたいのに方法がわからない』『どう関わっていいかわからない』タイプの人は、控えめな性格だったり、思ったようにすぐ行動できない人が多いのではないでしょうか。
そういう人は、自分から積極的に話を進めるタイプではないことが多いので、それを活かして自分の話はしなくて大丈夫です。
傾聴と共感のスペシャリストになる
「うんうん」
「へえ~、そうなんだ」
「それからどうなったの?」
というふうに、自分ではなく相手に話してもらうことを意識します。
人は自分の話を真剣に聞いてくれたり共感してもらうことで、相手にも興味を持ったり好意的に感じてくれることが多いです。
自分を理解しようと一生懸命寄り添ってくれたら嬉しいですよね。
ですから無理に自分の話をするより、相手に話してもらってしっかり傾聴し共感するのです。
傾聴力は一度習得すると生涯の強い味方に
実は一生懸命に人の話を聴くことって、簡単そうで意外と難しいんです。
(誰もがすぐにできたら、カウンセラーはいらないですよね。本当に^^;)
私も長年カウンセラーをやっていますが、毎回神経を張り巡らせ、全身全霊のエネルギーを使います。
終わった後はどっと疲れますが、クライアントさんとの距離が縮まったり、喜んでもらえると疲れは吹っ飛びます^^
傾聴や共感のトレーニングをされていない方でしたら、もっと難しいと感じるかもしれません。
実際にやってみて、うまくいかない時があっても「やっぱりだめなんだ」と、決して思わないでください。
思うようにできなくてもうまくいかなくても、あなたのその思いや気持ちが伝わればそれで良いのです。
クライアントさんのお話を聴いていると、ほとんどの場合が何もしないうちから諦めてしまっている人が多いです。
「やってもムダだから」
「なかなか伝わらないから」
「前にうまくいかなかったから…」
これまでのいろいろな失敗やトラウマが足かせとなり、思い切った行動ができなくなっているということですね。
今までの恥ずかしい経験や失敗があると、どうしてもそれが忘れられなくて、勇気が出なくなることはあります。
でも、それは “ 過去の出来事 ” です。
今のあなたはその時のあなたではなく、それを改善したいと思っている。
その思いこそがとても大切なことなんです♥
「傾聴がよくわからない」「傾聴の意味をちゃんと理解して実践で活用できるようになりたい」という方は、心癒カウンセリングでもわかりやすくご指導しています。
協調性を高めるとこんな事が可能に
・人間関係が円滑になり仕事もスムーズになる
・充実感が増すので楽しい時間が多くなる
・恋愛や家庭環境にも大きくプラスとなる
・友だちが増える
・自信がつき人生に良い変化が起きやすい
協調性があるということは視野が広くなるため、自分以外のことに気配りができるようになります。
気配りや心配りができる人は相手の気持ちがわかる人ですので、老若男女問わず好かれます。
多くの人が集まる場でも、その人がいることでその場がまとまったり、スムーズに物事が進むので、必要とされる機会も増えるでしょう。
人とのご縁があることで、ご自身の人生にさまざまな利点が訪れることでしょう。
「このままで終わりたくない」
「いまの孤独な状況から脱皮したい」
という方は、これを機に行動を起こしてみてくださいね。
実際に動いてみることで初めて、なにか手応えを感じることができると思います!
「一人ではなかなか難しい」「これで良いのかわからない」「行動することに不安を感じる」という方は、下記のような改善プログラムもあります。
人間関係の克服、心質改善で行っている主な内容
頭でわかるけど行動に移せない
生育歴による禁止令の呪縛
心から気を許せる友だちがいない
環境が変っても繰り返すトラブル
孤独、疎外感、人の目が気になる
このようなことで悩んでいたり、気になっていることがあるなら、心癒カウンセリングで解決できるかもしれません。
◎行動力や判断力が身につく
◎心から信頼できる友との出会い
◎リフレーミングで抑圧を解放
◎どこにいてもありのままでいられる
◎人の目を気にせず自分らしく生きる
◎アサーション技法でコミュニケーションがスムーズに
※心が解放されると交友関係は大きく変わります。更に本来持ち合わせた才能や自分だけの強みも見いだせ、仕事やビジネスチャンスを掴む人も。
カウンセリングでは主に“ご相談やアドバイス”心質改善講座ではより深く問題を掘り下げ具体的な対策やトレーニングを個別に提案し“根本からの解決”を目指します。