愛し方がわからない

「好きな人に必要とされたい。」
「彼に愛されたい、大切にされたい。」

彼に愛されたいのに “愛されている” という実感がなく、常に不安を感じていたり、好きな人といても安心することができなくて、いつも寂しさを感じているというご相談を受けることがあります。

「愛する人のそばで安心しながら幸せを感じていたいだけなのに…」

「ちょっとしたことで言い争いになったり、気持ちのすれ違いから一緒にいても安心した場所とは言えなくて、虚しい気持ちだけが残る…」

「幸せな結婚どころか、幸せな恋愛をしたことさえない…」

という悩みを持つ人もいらっしゃいます。

本日は日常の人間関係はもちろんのこと、恋愛や結婚生活における『愛される人』になるための考え方について、まとめていこうと思います。

*男性の方は、立場を置き換えてお読みください。(彼&ご主人→彼女&奥様)

愛されるため最も大切なこと、それは愛すること

愛されるために愛すること

あなたが愛されるために最も大切なことは、ずばり、あなたが本当の意味で “愛すること” です。

「そんなのとっくにやっている。私は本気で愛している。だから愛されたいと言っているのに…」と思うかもしれませんが、その “愛し方” は本当に正しいでしょうか?

少し立ち止まり、一歩引いて客観的に見つめなおしてみてください。

お相手のためを想ってやっている親切や気遣い、その目的は相手が喜んでくれることですよね?

ところが、実際はちょっと違っていたということはよくあります。

相手が喜ぶためではなく、自分の満足のためになっていたとしたら…?

例えば恋愛の場合でお話しすると、

彼が喜ぶことを相手目線で考えてやってみた結果、彼が心から笑顔で喜んでくれたり、感謝してくれる姿があなたの満足感につながるのだと思います。

彼が望まない親切の押し売りをしても彼は喜んでくれないため、虚しかったり寂しく感じて知らない内に相手を責めたりしているかもしれません。

そこに気持ちのすれ違いやミゾが生まれ、気がついたら彼の心が離れていた…ということも実際にあります。

良かれと思ってやっていたことが知らない内に裏目に出ていたとなれば、そんな悲しいことはありませんよね。

コツを掴むまでは少し難しいところでもありますが、“愛すること” というのは、自分目線ではなく相手目線で何ができるかをちゃんと考えられることが大切です。

これは通常の人間関係にも通じることですが、この後詳しく解説していきますので、ご興味ある方はお読みくださいね。

愛されたい時ほど自分軸から相手軸に…

愛し方、愛され方

恋愛や結婚についてのご相談は内容や状況でそれぞれ異なりますが、共通している部分は「愛される人になりたい」「愛し方がわからない」です。

一生懸命尽くしても別れを繰り返しをしてしまう 
別れを繰り返す女性 40代女性

わたしは恋愛をしていても愛されている実感がありません。

いつも自然消滅したり、相手の態度が冷たくなって、結局別れてしまうことが多いです。

一生懸命努力しているつもりなんですが、相手はどんどん離れていくような気がして…その繰り返しなんです。

どうしたら好きな人に愛され、やさしくしてもらえるのでしょうか?

 

その内容を詳しくお聞きすると、ご本人はお相手のことを思いやり、努力をしているのも伝わってきます。

ただ、その思いやりや気遣いが相手目線ではなく、独りよがりの親切だったり、相手に嫌われないための行為だったということがわかりました。

相手が望んでいないのに、ご自分の気持ちを押しつけて自己満足していたり、心配りの視点ではなく、嫌われないためのビクビクした気の使い方をして、逆に相手を苛つかせているというものでした。

ご本人は無意識に行なっていることなので、全ては彼のために良かれと思って行動しています。

だからなぜ嫌われてしまうのかが全くわからないのです。

彼にしてみれば、最初の頃は「自分を想ってくれているのだから」と嬉しかったことや、「それはいらないんだけど」と我慢していたものの、行き過ぎてしまうとしんどくなってきてしまいます。

それを彼なりに信号を出して訴えているのですが、大抵の場合はそれに気づかず、彼が望んでいない一方的な行動がエスカレートしていくわけですね。

やがて彼女の方は「どうしてこんなに想って、尽くしているのにわかってくれないの!」と腹を立ててしまうのです。

当然ケンカになってしまいますよね?

また、自分では当たり前だと思っている常識や、幼少期の家庭環境で身についてしまった習慣が、お相手には「だらしない人」とか「無神経な人」として映っていた、ということも実際のケースとしてありました。

愛することとは自分本位の愛ではなく、相手にとってどうかが考えられる『相手目線の愛し方ができる』ということが最大のポイントです。

 

「愛されない」「愛し方がわからない」という相談のほとんどは、ご自身がお相手のことを冷静に見ていないことが多いです。

そんなつらい恋愛経験が一度だけなら、たまたま今回の彼との相性が悪かったということも考えられます。

ところが、もう何度も繰り返しているという場合は、一度客観的な目線で冷静に見つめ直してみることをおすすめします。

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『相手に合わせすぎて愛されない』もう一つのパターン

偽りの愛

嫌われたくない一心で、本来の自分とは違う自分を演じてしまい、偽りの自分で彼と接し続ける女性がいます。

自分を偽って我慢したまま彼と一緒にいても、決して心から楽しくないはずです。

付き合いが長くなればなるほどに、一緒にいることの楽しさよりも疲れを感じてしまうこともあるでしょう。

彼に欠点があっても、彼に嫌われたくないからと何も言えなくて、我慢してひとりで抱え込んでしまうことはありませんか?

そういうタイプの女性は相手に合わせすぎて、いつもどこか弱気でビクビクしているように見えてしまいます。

逆にそれが彼をイラつかせる原因になってしまうこともあるのです。

「愛されたい」「嫌われたくない」から、相手に合わせて尽くしてしまうのですが、だからといって愛されるようになるわけではありません。

彼を本気で愛しているのなら、時には強気で彼のわがままを指摘してあげるくらいほうが、よほど彼のためになることもあります。

ただこの方法は、突然試みてもうまくいかないことがあるので、この後の『必要とされ、本当に愛される女性になるために』も読んでみてくださいね。

彼を無条件で守っても彼自体は強くはなりませんが、しっかりと支えてあげることで彼自身が強くなれることもあるのです^^

出会いはあるのに結婚できない女性に伝えたい3つの特徴とその訳(関連記事)

必要とされ、本当に愛される女性になるために

愛される女性

あなたが本気で愛した彼から同じく愛されたいなら、彼に従うだけではなく、お互いに対等な関係性で支えあうことが大切です。

人は誰もが完璧ではありません。弱い部分や改善すればもっと良くなる点もあると思います。

彼の良い部分は尊重し、気になるところは良い意味での指摘ができる女性はステキですよね。

あとはそれをどう伝えるかが問題です。

特にアドバイスをするような場面では、お相手が素直に受け入れられるような言い方が必要です。

アサーションの伝え方で言いたいことの意図をきちんと正しく伝えられることが出来れば、けんかになったり嫌われることはありません。

むしろ、本物の信頼関係が築かれることで、彼に必要とされ本当に愛される女性になれるでしょう。

アサーションスキルをしっかり身につけると、彼だけでなくすべての人間関係にも効果的です。

言いたいことが言えない人でも活用できる! アサーショントレーニングの方法

以上が今回のテーマで、わたしが一番伝えたい “愛すること” の本当の意味です。

「このままだとお互いのために良くないとわかっているけれど、どう伝えてよいかわからない」

「彼にちゃんと本当の気持ちが伝えられる女性になりたい」とおひとりで悩んでいる方は、一度ご相談ください^^

恋愛カウンセリングや心質改善で行なっている主な内容

恋愛カウンセリング

好きな人に想いが伝わらない
早く結婚したいのに進まない
“好きな人”とは両想いになれない
付き合ってもトラブルや別れを繰り返す
恋愛依存症かもしれないと思っている

このようなことで悩んでいたり、気になっていることがあるなら、心癒カウンセリングで解決できるかもしれません。

依存の習慣や癖を知り繰り返しを防ぐ
彼の心理状態を理解し対策法を知る
相手の心をつかみ、愛される表現力を身につける
過去の恋愛傾向や結婚に向けて解決法を知る
生育歴によるトラウマや依存症の改善

カウンセリングでは主にご相談やアドバイスを、心質改善講座ではより深く問題を掘り下げ、具体的な対策やトレーニングを個別に提案し“根本からの解決”を目指します。

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