はじめて新型コロナウイルス(COVID-19)の情報を耳にしてから1年ほどがあっという間に過ぎましたが、今もなお収束することなく世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が広がっています。
そして日本も例外ではありません。
昨年からコロナの感染拡大による影響で、将来の不安や家庭内での不和、自粛による孤独や恐怖を感じる人が増えています。ご相談内容も大半がコロナウイルスの話題であったり、それに関する悩みや問題でした。
毎日ニュースやテレビで目にすることも多いので、余計に影響を受けてしまうのだと思います。ただ、なかには記事を読ませるためだけの煽り記事もあるので、そこは冷静に、どこの誰が書いているのか、信頼して良い内容なのかを確認してくださいね。
情報を得ることはとても大切ですし知っていたから良かったということもありますが、中には知らなくて良いこともあります。逆にいろいろ知りすぎて怖くなりメンタルに影響するということもあるからです。
不安ばかりが頭を支配して何も手につかなくなったり、実際には起こらないような心配までしてしまい、情緒不安定になる方もいらっしゃいました。
ステイホームで生じる家庭内不和、自粛による孤独や不安
テレワークで人と合う機会がめっきり減ってしまった、実家に帰省できない、外食や飲み会もなく人と会話をすることがほとんどなくなったという方…いつこの状態から解放されるのか終りが見えないので不安もありストレスは溜まる一方だと思います。
心癒ではこの他にも医療従事者の方からのご相談も受けていますが、使命のためにと気丈に頑張り続けていても想像以上のストレスで不安を感じている方がほとんどです。
そんな不安や恐怖でも話をしているうちに心が安定し、明日からまた頑張れると立ち向かっていかれますが、本当に頭が下がります。
お話を聞いていても実際に現場を知るわけでもなく想像しかできませんが、わたしに今できることは、医療現場で戦われているご相談者の抱えているさまざまな想いを全身で受け止めることだけです。
ただそれだけしかできませんが、これからも精一杯受け止めたいと思っています。
本日、ここでお伝えできる対処法はごく一般的なご提案になりますが、少しでもご参考になれば嬉しいです。
普段あまり顔を合わすことがなかった家族が家に居ることで不協和が生じてしまう場合は、当初予想もしていなかった自粛が長く続いているので、きちんと話し合いを持たなかったケースが多いと思います。
難しい方もいるとは思いますが、もし可能であるならば、一度家族内のルールを決める時間を持ってみられてはいかがでしょうか?
お互いの胸の内をお互いが知ることで、思い込みでイライラしていたことが少しでもスッキリするかもしれません。お互いに快適に過ごせるよう譲り合いながら、ストレスを減らす方法を話し合ってみてくださいね。
ご主人がテレワークに変わってずっと家にいることで家事が増えかなりストレスが溜まっていた主婦Aさんは、この方法で少しずつ会話を増やしてお互いのすり合わせを始めてから気持ちが落ち着いてきたそうです。
問題そのものはほんの少ししか解決していないのですが、自分の想いをご主人に伝えられている(聴いてもらえている)ことが解消につながっているのかもしれないとのことでした。
それだけでもご本人には、かなり安定したとのことで、引き続きお伝えしたアドバイスを実践しますとご報告いただきました。
家族とはもともと不仲で話し合いなんてできないという方は、外に行く場所を探すのが難しい時期ですが、人混みを避けてのウォーキングやジョギングはおすすめです。
運動不足も解消できますし、ただ景色を見ながら歩いているだけで気持ちが切り替わっていることがあります。
喧嘩して家を出たとても帰る頃には気持ちが収まっていることもあるので、不要な喧嘩やいざこざを起こしてしまうぐらいなら、近場でいいので歩いてみましょう。
できれば荷物などは持たずに、両手を大きく振って歩くほうが全身運動になるのでおすすめです。
人混みに行くのはもちろん避けたほうが良いですが、外の空気を吸う、空を見上げる、公園で深呼吸をするなども、やってみると想像より意外と気持ち良いものですよ。
家族と離れて一人暮らしをしている方や家に帰っても一人で寂しいという方でも活用できる方法です。家にこもっているとどうしても視野が狭くなりがちなので、良ければ試してみてくださいね。
一時的な気晴らしでは解決できないような悩みや孤独感、将来の漠然とした不安などについては、ここでは一般的な浅いものしか語れませんので、個別にお聴きしたいと思います。
今の状況を打破したい、なんとかして頑張っていきたい、ただ方法が見つからない…という方は、その声を聴かせてください。
カウンセラーが丁寧にお聴きし、こころに寄り添い、受け止めます。そして対処法を誠心誠意一緒に考えます。
ただ聞くだけではなく、対処法をご提案
心癒カウンセリングではしっかりと丁寧にお話を聴かせていただけるように、対面は60分からの設定をしていますが、コロナ蔓延をきっかけにオンライン相談のご希望も多くなりました。
たとえ短時間であっても傾聴と寄り添いを長年行い続けてきたカウンセラーですので、ただ聴くだけではなく具体的な対処法をご提案します。今の現状を突破するきっかけを一緒に見つけられたらと幸いです。
各機関では無料相談も多く見られますので、ただ聞いてもらうだけでいいという方はそちらでも良いかと思います。誰かに話すことで落ち着くこともありますので探してみてくださいね。
心癒カウンセリングではお話の内容や深さにもよりますが、お時間の許す限り、具体的な対処方法を一緒に考えながらアドバイスさせていただきます。
※ 当サロンは、医療機関やウイルスの専門家ではなく、不安や心の悩みに対するカウンセリング&サポートを行なっております。お間違えのないようにお願いいたします。