人間関係の改善やコミュニケーション円滑に必要なのは?
心理カウンセラーの麗令です。
世の中には人間関係が得意な人より、「人間関係は苦手」という人のほうが圧倒的に多いですね。
苦手だからといっても避けられないうえに、なんとかしたいけどなんともならないのが人間関係です。
職場やプライベートで、この苦手な人間関係やコミュニケーションスキルを磨くためには、日常での些細な言動や行動にも注意が必要です。
ところが、人間関係を改善したい人ほど、日々の小さな出来事に対して素通りしてしまっていることがあります。
大きな変化を得るためには、改善へ向けての明確な意識と小さなひとつひとつの行動が、今後の『人間関係の改善』に繋がっていくのです。
本日は、日常に取り組めそうな内容に触れてお話していきます。
人間関係が苦手な人ほどコミュニケーションを避けている
「人間関係の改善をしたい」と相談に来られる方のお話を聞いていると、ある共通点があります。
その共通点とは、人間関係を良くしたいと思っているのに、過去に起きた何らかのトラウマが原因で、自分から人とのコミュニケーションを避けてしまっている方が多いということです。
ひとは苦手な事柄に対して無意識に避けようとしてしまいます。
「潤滑にコミュニケーションを図りたい」「みんなと仲良くしたい」という気持ちはあるのですが、どこか表情や言動がぎこちなくなっていませんか?
無意識の苦手意識がこころの奥にあるので、そんなつもりではないのに仏頂面で話していたり、そっけない態度をしてしまうことになっているのかもしれません。
恋愛などで失敗経験を繰り返す人にもこの傾向が多く、しかもご本人はそれを意識していないことがほとんどです。
苦手になった原因を知り、一歩づつ改善することが大切。
人間関係改善計画での注意点
無理な目標は立てない
心癒カウンセリングでは深く潜ってしまった過去の原因を見つけ、苦手意識を外すだけで改善される方も多くいらっしゃいます。
そこでひとつ注意してほしい大切なことがあります。
コミュニケーション力を高めて人間関係を改善したいと、多くの方がやってしまうのが『出来ない目標』を立ててしまうことです。
アファメーションを宣言したり、目標を設定するのは良いことですが、やり方を間違えてしまうと逆効果です。
心癒サロンの講座でもアファメーションや目標設定シート等を作成し、なりたい自分に向けて行動してもらうのですが、トントンと順調にステップアップできる人と、なかなか一歩が踏み出せない人とに分かれます。
なかなか思った通りに進まない人は、出来ない目標を立てていることが多いです。
そこはあせらず出来ることから始めて良いので、ご自分のペースで一歩づつ進んでいきましょう。
大切な人は後回しにする
いきなり彼や大切な友達、職場の上司や同僚に挑戦すると、「絶対に失敗したくない、取り返しがつかなくなるのは困る!」と思うほどに、緊張してぎこちなくなってしまうものです。
「相手が大切な人であればあるほどに絶対に失敗したくない」
そういう場合は、まずあなたのことを知らない人に対して挑戦してみるのがおすすめです。たとえ失敗しても知らない人なので、関係性が壊れるリスクも少なくて済みます。
お店やネットショップ等でコミュニケーションをはかる
ネットでショッピングをしても定型文が送られてくるだけで、コミュニケーションにならない。
そう思われるかもしれませんが、顔が見えないやり取りのようで実は相手も生身の人間です。
こちらのメッセージに丁寧に答えてくれるお店もありますし、対応が良い所は「また利用しよう!」って思いますよね?
たった一言がその後の関係性に変化を起こすことも…
私は自分がネットショッピング利用する場合、返事が来ても来なくても一言コメントを入れるようにしています。
コメント欄はお店の人が必ず目を通すところだからです。
「はじめての利用です。」
「楽しみにしています。」
「どうぞよろしくお願いします。」
「ありがとうございます。」
のように返信しなくてもいいような内容をほんの一言添えるだけでいいのです。
なかにはやはり同じように、メッセージを返してくれる方もちゃんといます。
反対に私自身も丁寧で心あるメッセージを頂いた方には、時間がかかっても、たとえ一言でも自分の言葉を入れる姿勢を保つようにずっと心がけています。
そのお陰もあるのかはわかりませんが、リピーターさんになってくださる方が多いことが本当に嬉しいです^^
もともと文章のみというのは相手の表情が見えない分、伝え方も難しいと感じています。
会話のキャッチボールではじめて伝わる内容も、文章では一方通行になってしまうので、お相手との相性や読み手の想いや捉え方も大きく関係するからですね。
短い言葉でも気持ちは伝わる
感謝のやり取りを楽しむコミュニケーションで自信をつける
わたしたちは日々何らかのお店を利用していると思います。スーパーに行ったり、レストランに入ったり、ネットショッピングを楽しんだり…
それらはすべて人と関わるコミュニケーションから成り立っているものです。
そこで、サービスを利用する側の人がお店側の小さな心配りに気づき、満足や感謝ができたとしたら…
お店側の人も「こんな小さなことでこんなにも嬉しそうに喜んでくれるんだ。もっと喜んでもらいたい!」となるのが心理ではないでしょうか。
もしかすると「もっとなにかしてあげたい」とおまけが付いてくるかも…^^;
もちろん期待のし過ぎは良くないですが、トレーニングができて、更に小さな喜びに遭遇することもあるかもしれません。
顔が見えないネットは苦手という方は、コンビニやスーパーのレジで挨拶や会釈を試してみてください。
うまく会釈や挨拶ができるようになると反応もグーンと良くなりますよ!
毎日気持ち良く利用して、自信をつけていってくださいね(^^)
SNSを利用する
お店やネットショップでのトレーニングが合わないという人は、すでに利用している人も多いかもしれませんが、SNSの活用です。
主に代表的なTwitter(ツイッター)、Facebook(フェイスブック)、LINE(ライン)、Instagram(インスタグラム)などですね。
毎日顔を合わせる職場の人や、やり直しのきかない大切なプライベートの関係だと、考えすぎてしまって勇気が出せなかったり、緊張して思うように伝えられないこともありますよね。
でも、自分のことを知らない人になら、少し頑張れそうな気がしませんか?そういう意味で最初は匿名性の高いものがいいですね。
どういう言葉を書けば反応が良いだろう?
どんな言葉を書いている人が人気なんだろう?
最初は無理にコミュニケーションを取らなくても、観察力を身につけるだけで良いと思います。
情報発信が苦手な人は、まずは人気のある人の観察や挨拶から始めてみるといいですね。そこから一言ずつ言葉を増やしていきましょう。
一気に仲良くなれたとしても続かなければ意味がないので、ゆっくりコミュニケーションを図っていくと良いですよ。
観察する対象の人は基本的に誰でも良いのですが、できれば自分と共通点のある人が良いでしょう。
書き方や表現も真似しやすいので、お手本にしながら少しずつ発信できるようになると思います。
ネット上で自信がついたら、いよいよリアルタイムに挑戦ですね!無理せず、ご自身のペースで続けてみてください。
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