コロナウイルスで不安なとき、少しでもポジティブに変換するための考え方
こんにちは、心理カウンセラーの麗令です。
明けても暮れても新型コロナウイルスの話題が続いています。
本当はこの話題を記事にするかどうか迷っていました。ただでさえ世間では新型コロナウイルスの話題で溢れているので、あえて触れないほうが良いかとも考えていました。
ところが、緊急事態宣言が出てからも感染者は増え続け、収束の目処がたたない状況や経済情勢など、不安を抱える方のご相談が急激に増えてきたので、本日はこの話題について書いていきたいと思います。
いまわたし達一人ひとりができること “1”
不確かな情報に振り回されないこと
当たり前すぎるぐらい当たり前のことですが、このアタリマエのことがなかなか難しいのです。
収束の目処が立たない現状では、今後も様々な情報が飛び交うことが予想されます。
テレビをつけると嫌でもその話題が飛び込んでくるので、ついつい情報を目にしたり耳で聞いてしまいますよね。そして知らず知らずのうちに憂鬱な気分になってしまう方も多いでしょう。
新型コロナウイルスに罹ってしまわないためにも情報収集は大切ですが、正しい情報を選ぶことが重要です。
そもそもどんなウイルスなのか誰も知らないのですから、現段階では本当はなにが正しいのかわからないのです。公式に公表されている情報でさえ、日々変わるものであることをわかったうえで情報を選びましょう。
例え正しい情報であっても明るく元気になれるようなニュースではないため、感染の恐怖と今後の行く末を考えると不安でたまらない方も多いと思います。
根拠のない情報の拡散や悪質なデマが多く、不安な時にそれらの情報に振り回されるとさらに心が疲弊してしまいます。
心理としては怖いもの見たさだとわかっていても、気になってついつい深追いしてしまうことになるので、不安を通り越して恐怖を感じてしまう方もいらっしゃることでしょう。
「朝起きると憂鬱な気分になる」
「漠然とした将来への不安を感じる」
「なんだかこころが落ち着かない」
心癒カウンセリングでもそういったお悩みを聴くことが増えました。
対面を避け、電話やオンラインで誰かと会話をするだけでも、不安や緊張が緩和されることはあると思いますので、できるだけ一人で考え込まないようにしてくださいね。
新型コロナウイルスに罹らなくてもメンタルが弱ることで、俗に言うコロナ疲れやコロナストレスから『コロナうつ』になると、ウイルスという本当に戦うべき相手と戦う気力を失ってしまうことになります。
慎重さは必要ですが間違った情報で過剰に不安になりすぎないようにしてくださいね。
いまわたし達一人ひとりができること “2”
自分の身は自分で守るということ
誰かを守る前にまずはご自身の身を守ってください。それが大切な家族や周りの人を守ることに繋がります。そしてそれが世界全体の感染の収束を早めてくれるきっかけになると思います。
どんなに気を付けていても感染してしまうことはあるかもしれませんが、危険を避ける最大限の努力はしてください。
『不要不急の外出は避けて、家にいてください』との要請も、「要請されたから」ではなく、「自分や大切な人を守るため」と考えると、気持ちが楽になれませんか?
自覚症状のない人も相当数いるようですので、「もしかしたら自分は罹っているかも知れない」つもりで行動するくらいが丁度いいのかもしれませんね。
ありがたいことに今この瞬間も、誰かを守る使命やその責任のある方は懸命に動いてくれています。
そういう方たちは、自分の身を最優先にしたくてもできない状況にありますし、どんなに辛くても恐怖と向き合いながら休む間もなくお仕事をされていて、ほんとうに大変な思いをされていると思います。
大阪府の吉村知事も『#吉村寝ろ』とツイートされるほど、府民のために日夜頑張ってくださっています。私は知事の行動力、決断力、迷いのない言動、先々のことまで幾通りのことも見据えて想定されている姿に心を動かされ、いち府民としてできる限り協力しようと思っています。
医療従事者の方々はもちろん、その人たちを支えるために保育所に勤務されている方々、こんな状況下でも開けなければいけない店舗で働いていらっしゃる方々は、自分の身を守り切れない環境でも一生懸命働いていらっしゃいます。
誰かが助けてくれると思うと不満もでるし、腹の立つこともあるでしょう。
いろいろな考え方がありますが、こういう時だからこそ人の批判をして足を引っ張るのではなく、各々で可能な限りの協力や支持をしていくことが、結局は自分の心の安定にもつながるのではないかと思います。
『誰かが頑張ってくれる』のではなく、『自分も出来ることをやる』ことがみんなのためにもなり、そしてその結果自分のためになるとういことにつながっていくのですね。
大きなことを成し遂げるには、まず小さなことから、今目の前にあることだけに集中していることが、必要以上の不安を広げずに済むと思います。
『今を乗り切るために何をするのか』を考えましょう
不安のなかでお過ごしの方にちょっとしたアドバイスをさせて頂きます。
どんなに一生懸命考えても今はどうすることもできないのであれば、まず思い悩むことをやめましょう。無意味に疲れる思考や労力を使わず、むしろ『今を乗り切る為になにをするか?』を考えてみてください。
自分自身は3蜜を避ける、こまめに手洗いをする、不要な外出はしないなど出来ることはやっているけど、さらに人のために出来ることはなんだろう?と考えていると、気持ちが不安でいっぱいにはなりにくいと思います。
未来を考える
今後の不安はいろいろあると思いますが、新型コロナウイルスに負けないことで、はじめて未来があるのです。
命があれば…命さえあればまた取り戻せるものはあります。過去の阪神淡路大震災や東日本大震災などのような被害に遭われても懸命に復興をされている方が大勢いらっしゃいます。
『まずは助かること』『命をつなげること』だと私は考えています。
当初言われていた高齢者や持病のある方だけでなく、最近は若い年齢層の方も重症化のリスクがあるといわれています。新型のウイルスであるため、ご自分がかかってはじめて怖さがわかる方もいらっしゃいます。
「自分だけは大丈夫」とは、決して思わないでくださいね。
もちろん、このような状況に当てはまらない方もいらっしゃると思います。ただ、不安ばかりで心細く過ごされている方に少しでも心が軽くなればと思っています。
※心癒カウンセリングでは、現在すべての対面のご相談をスカイプへ切り替えています。
呼吸法でこころを落ち着ける
大変な時こそゆっくりと大きな深呼吸をしてみましょう。
「こんな状況なのに、のんきに深呼吸なんて」と思わないでください。
緊張している時、落ち込んでいる時、不安でいっぱいな時は、呼吸が乱れていたり浅くなってしまうことがあります。
こんな時だからこそ冷静な対応ができるように、落ち着いて行動ができるように、呼吸を意識してみてくだだい。何かをしながらでも大丈夫です。
もし、大きく深呼吸をして「呼吸がしにくい」「なんか苦しい」と思ったら、それは一つのメッセージかも知れません。
SNSやネットで不確かな情報を探すよりも、厚生労働省のHPや大阪府の公式ページで正しい情報をご確認の上、専門窓口でご相談されると良いでしょう。
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